相続コラム
相続税申告漏れ石川・富山・福井で61億円
金沢国税局が平成26年6月までの1年間に石川・富山・福井の北陸3県で相続税の申告漏れが合計61億8000万円であったと発表しました。
すごい金額だと思いますが,前年度比では17.7%減少しています。
調査に入った286件中,約9割にあたる254件で申告漏れが判明したということです。
相続税の延滞税は2.9~9.2%(平成26年1月1日~12月31日),無申告加算税は5~20%,過小申告加算税は10~20%,重加算税は35~40%であるところ,追徴税額は合計9億2200万円だったということです。
相続税の申告が重要であることは言うまでもありませんが,調査に入られた時の対応も重要になります。
税制改正により平成27年1月1日以降に亡くなられた方の相続について,相続税の申告が必要となる場合が多くなりますので,ご注意ください。