代襲相続人は寄与分を主張できますか。
代襲相続人(例:被相続人死亡前に子が死亡していた場合の孫)も共同相続人ですから、寄与分を主張できます。
まず、代襲相続人は、自らの寄与を寄与分として主張することができます。
この点、代襲原因(上記例における子の死亡)後の代襲相続人(孫)の寄与はもちろんのこと、代襲原因(子の死亡)前の代襲相続人(孫)の寄与も寄与分として主張できるという見解が有力です。
そして、代襲相続人(孫)は、自らの寄与だけでなく、被代襲者(子)の寄与についても主張できるという見解が有力です(東京高決昭54・2・6判時931・6・8)。
< 相続Q&A一覧へ戻る